図書展示 図書情報館所蔵「奈良県行政文書(明治・大正期)」奈良県指定文化財指定記念 企画展「次世代へ引き継ぐ奈良の遺産―行政文書でひもとく明治・大正の奈良―」 平成21年5月1日(金)~28日(木) [終了]
図書情報館が所蔵する明治・大正期の行政文書が、平成21年3月30日に奈良県指定文化財に指定されました。指定されたのは、県庁で起案された文書や郡役所の文書などあわせて6,695点です。今回これを記念して、県指定文化財になった行政文書を紹介、展示し、その歴史的意義を明らかにするとともに、行政文書から垣間見える明治、大正期の奈良の出来事や当時の様子を紹介します。
これまで、京都府や山口県の行政文書も重要文化財の指定を受けていますが、本県の行政文書も質、量ともにこれらの文書に勝るとも劣らないもので、奈良県の形成過程や基本政策を知る上で不可欠な資料群となっています。
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- 場所
- 3階 ブリッジ
- 期間
- 平成21年5月1日(金) ~ 28日(木)
- 展示概要
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- 奈良県行政文書(指定文化財) 33点
- 紹介パネル 15点
[奈良県行政文書(明治・大正期)の概要]
内容は、政治・経済・社会・文化の各方面にわたる。国・県・郡などの往復文書をはじめ、県内の産業や銀行、鉄道などの関係資料、社寺調査書、国宝修理、御陵調査等の文化財関係の文書が比較的まとまって残されている。また、郡役所文書が2,000点以上残されており、これほどまとまって伝えられている例は全国的にも稀で、奈良県の行政文書の特色として注目される。