図書展示「追悼 民俗学者 谷川健一氏 逝く」 平成25年8月31日(土)~9月16日(祝・月) [終了]
図書情報館では、8月24日(土)に亡くなられた、文化功労者で民俗学者の谷川健一氏を偲び、図書展示「追悼 民俗学者谷川健一氏 逝く」を開催します。
氏は大正10(1921)年、熊本県生まれ。平凡社で雑誌「太陽」の初代編集長を務めた後、執筆活動に入られましたが、処女作『最後の攘夷党』(1966年)以降、膨大な著書を残されています。
日本人の世界観と死生観の真相究明を行った氏の研究は、柳田国男、折口信夫らの影響を受けながら、彼らに対立する考えも示すなど、その独自の視点で「谷川民俗学」と呼ばれ、あとに続く民俗学者に大きな影響を与えました。また、地名の重要性を指摘して、日本地名研究所を設立するなど、「地名は最も古い日本人の生活の痕跡である」として、『古事記』、『日本書紀』の断片記事を手掛かりにして地名に隠れる精神を解き明かす手法などで、地名研究にも力を注がれました。
- 開催期間
- 平成25年8月31日(土)~ 9月16日(祝・月)
- 展示場所
- 3階 レファレンスカウンター横
- 展示内容
- 谷川健一氏の著作
民俗学、地名研究、短歌、小説など約170冊