図書展示 「追悼 まど・みちお氏 逝く」 平成26年3月11日(火)~23日(日)[終了]
図書情報館では、2月28日に亡くなられた詩人 まど・みちお氏を偲び、図書展示 「追悼 まど・みちお 氏 逝く」 を開催します。
童謡『やぎさん ゆうびん』や『ぞうさん』などの作品で親しまれたまど・みちお氏は明治42(1909)年山口県生まれ。昭和9(1934)年、雑誌『コドモノクニ』に投稿した詩が北原白秋の選で特選になり、以後詩や童話の創作活動にうちこみます。
戦時中の召集を経て、戦後は出版社に入社し、雑誌『チャイルドブック』の創刊にたずさわり、子どものための雑誌・書籍の編集に関わりました。
昭和34(1959)年出版社を退社した後は、創作活動に専念され、詩集『てんぷらぴりぴり』で野間児童文芸賞、『植物のうた』で日本児童文学者協会賞などを受賞されたほか、平成6(1994)年には、日本人で初めて、児童文学のノーベル賞ともいわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞されました。
代表作は、詩集『まめつぶうた』『しゃっくりうた』『ぼくがここに』。エッセー『すべての時間を花束にして』など。
また、童謡になった詩として『ぞうさん』『やぎさん ゆうびん』『一ねんせいに なったら』など多数あり、思わず歌いだしそうになるものばかりです。優しく親しみやすい歌詞は、親から子へ、そして孫へと世代を超えて歌い継がれています。
本展示では、日本を代表する詩人の一人である氏の著作を中心に、所蔵資料から紹介します。
- 展示期間
- 平成26年3月11日(火)~23日(日)
- 展示場所
- 奈良県立図書情報館 3階 レファレンスカウンター横
- 展示内容
- まど・みちお詩集ほか、図書・雑誌 約70冊